IHLヘルスケアリーダーシップ研究会15期の募集は終了しました。
16期の募集要項は、2024年12月頃にご案内させていただく予定です。

はじめに

ヘルスケアリーダーシップ研究会(Institute for Healthcare Leadership/IHL)は、医療従事者をはじめ、社会活動においてヘルスケア領域に関心・関連のある方を対象に、1年間のリーダーシップ・プログラムを提供しているNPO法人です。毎年25〜40名ほどがプログラムを修了し、卒業生は500名を越えます。

人生100年時代を迎え、日本のヘルスケアには数々の課題が存在していますが、

ヘルスケアに携わる様々な人々が、あるべき姿と現状のギャップを埋めるべく、勇気を持って第一歩を踏み出し、周囲を巻き込んで、世の中にポジティブな変化をもたらしたい。

そんな思いからIHLはスタートしました。

リーダーシップ・プログラムとは

ヘルスケア領域に関わる中で、例えばこんなことはありませんか?

✔︎ 数年前から現状を変えたいという思いを抱いている
✔︎ ヘルスケアを取り巻く環境にどこか違和感がある
✔︎ 理想と現状のギャップをどう解釈したらいいか分からない
✔︎ リソースや周囲のサポートが無くて困っている
✔︎ 複雑な利害関係が存在し、調整困難な状況に直面している

「リーダー」と聞くと、何かカリスマ的な存在を思い浮かべるかもしれません。

本リーダーシップ・プログラムは、ヘルスケア領域で働く中でどこか違和感を抱えていたり、打ち手がない、専門領域の壁を越えていきたい方が集まり、極めて個人的な第一歩を踏み出すリーダーシップの在り方を学び合い、協働しながら学びを深めていくプログラムです。医療従事者、企業や行政に所属するヘルスケアに関わる多様な参加者が、1年間という時間をかけて協働型プロジェクトを行うことに特徴があります。

現在、IHL15期(2024年4月スタート)を募集しています。
ぜひ、思いを同じくするメンバーと協働しながら学びを深めていく機会を通じて、ヘルスケア領域をより良くしていく一歩を踏み出しませんか。

IHL15期募集概要

IHL15期(2024年4月スタート)の募集概要は以下のとおりです。

名称IHLヘルスケアリーダーシップ研究会15期
プログラム期間2024年4月〜2025年2月
日程・月1回(毎月第3土曜日9時〜13時)
・5月のみ対面合宿を開催
※詳細の日程は、プログラムスケジュールをご確認ください。
形式オンライン(Zoom)、一部対面開催あり
対象医療従事者はじめ社会活動においてヘルスケア領域に関心・関連のある方
募集人数最大50名
受講費用年間15万円(税込)
※合宿の宿泊費・食事代を含みます。交通費、課題書籍費用は含みません。
応募締切2024年2月29日(木)23:59

プログラムスケジュール

各セミナーの開催時間は9時〜13時です。(第2回合宿を除きます)

日程開催形式テーマ(予定)
第1回2024/4/20オンラインオリエンテーション、自己理解/他者理解
第2回2024/5/3-5対面対面合宿(講師:秦充洋氏)
*千葉県内セミナーハウスを予定
第3回2024/6/15オンラインリーダーシップの多様性
第4回2024/7/20オンラインリーダーシップの総和を最大化するには
第5回2024/8/17オンライン死生観・ミッションステートメント
第6回2024/9/21対面 (オンライン参加可)チームプロジェクト中間発表
第7回2024/10/19オンライン倫理観(講師:児玉聡氏)
第8回2024/11/16オンラインソーシャルマーケティング(講師:瓜生原葉子氏)
第9回2024/12/21オンライン振り返り
第10回2025/1/18対面 (オンライン参加可)プロジェクト活動最終発表
第11回2025/2/15オンラインミッション・ステートメント、閉講式

※各月のセミナーテーマは一部変更になる可能性があります。

※5月の合宿までの期間に「ウェルカムウィーク」と称して、参加者同士の親睦や相互理解を深める様々なオンラインイベントを開催します。詳細は入会後にご案内します。

※第6回、第10回セミナーは対面開催(東京都内会議室)を予定しています。オンライン参加可能です。

※以下を満たした方には修了証を授与します。
 ①月例会セミナー全11回のうち7回以上参加
 ②第11回までに卒業エッセイを提出

プロジェクト活動について

上記プログラムに加え、年間を通したプロジェクト活動に参加いただきます。プロジェクト活動は、「子ども」「高齢者」「医療者」「患者」「死生観」「ウェルビーイング」などのテーマでチームに分かれて取り組みます。

婦人科受診をバズらせよう。生理に悩まない社会

女性が生理に悩まされず活躍できる社会をあるべき姿として、「生理でつらい思いをして我慢している女性」に、「婦人科を受診してほしい」というメッセージを届けました。全員が見たり触ったりする”インフラ”のなかで、婦人科受診の必要性を伝えるべく、生理用品メーカーとのタイアップ(Pending)やソーシャルメディアを用いたインフルエンサーとのタイアップ企画を行いました。

死生観をカルチャーに

「あなたにとって、生きるとは何ですか?」
死生観 x エンタメで、死や生の価値観を気軽に語れる社会にすることを目的に、#シセカル対談企画など、生きることを考えるきっかけ作りをしました。#シセカルの活動によって、「死生観を周囲と共有する」よう行動変容に繋がることを示すことができました。

エントリーについて

エントリー方法は以下をご確認ください。

選考方法エントリーシートに下記エッセイ①と②を含め記載して提出していただき、その内容をもとに選考をいたします。
提出方法Eメール
(件名に「IHL15期入会希望<お名前>」と入力の上送信してください)
提出先ihl.recruit@gmail.com
応募締切2024年2月29日(木)23:59
選考結果2024年3月10日(日)までに選考結果をご案内
エッセイエッセイ①
あなたの過去のリーダーシップ経験について教えてください(1000~1200字程度)

エッセイ②
書籍「リーダーシップの旅~見えないものを見る ~」を読み、あなたが下記のどの条件に該当するかを、具体例を用いて明示した上で、どのように現状を打破していくかについて説明してください(1000~1200字程度)
1. 理想と現状のギャップに怒っていて、現状を変えたいと言う思いがふつふつと湧いている人
2. 変化を起こそうとしているが、どこから手を付けてよいか分からないか、リソースや周囲のサポートが無くて困っている人
3. 複雑な利害関係がすでに存在し、調整困難な状況に直面している人

詳細について

プログラム詳細はこちらをご覧ください。

説明会について

説明会の開催は終了しました。以下からアーカイブ動画をご覧いただけます。

▼IHL設立の経緯や思いを知りたい方

▼現役生の実際の声を知りたい方

応募を悩んでいる方へ、個別相談を受け付けております。以下をご希望の方は、こちらのフォームよりご相談ください。

✔︎  個別説明会
✔︎  プログラムに関する疑問点の解消
✔︎  エッセイに関する相談・壁打ち
✔︎  その他

受講生の声

生野 淑子さん
大阪市健康局 医務主幹

行政と臨床の仕事を掛け持ちするシングルマザーの私にとって、IHLへの参加は大きなチャレンジでした。でも、熱い志を持つ仲間に支えられながらプロジェクトに取り組んだ結果、もう終わり?というぐらいあっと言う間の1年でした。挑戦しなかった後悔は一生残ります。迷っているなら、IHLの世界に飛び込んで下さい(学びは子育てにも役立ち、怒ることがなくなりますよ!)。

池田 陽介さん
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
アカデミック本部 西日本グループリーダー

オンラインの活用により、福岡からでも東京のチームメンバーや同期との時間的、空間的な距離を克服することができました。IHLで習得したリーダーシップはその後、実業務の中で絶大な威力を発揮しています。もし遠方からIHLへの参加を迷っている方がいる様でしたら、 “一歩を踏み出してみる”ことをお勧めします。その先にはきっと、素晴らしい未来とかけがえのない仲間が待っていますよ!

アルムナイからのメッセージ

秋本 可愛さん(6期)
株式会社Blanket 代表取締役、KAIGO LEADERS 発起人

IHLでの課題図書との出会いが自分自身のリーダーシップのあり方を大きく変容するきっかけとなっていたり、IHLで出会った仲間との繋がりは刺激や仕事の機会をいただくなど、振り返ると大きな財産になっているなと思います。
20代の頃全然お金がない時に参加するのは、勇気が必要だったのですが、やってみたいという気持ちのままに参加してみてよかったなと感じています!

園田 正樹さん(8期)
コネクテッド・インダストリーズ株式会社 代表取締役、産婦人科医

安心して産み育てられる社会を実現したいと考え、病児保育支援システム「あずかるこちゃん」を運営しています。
どう行動していいかわからなかった私がIHLの扉を叩いたのは2016年夏でした。IHLの仲間と一年考え、事業の種ができ、プログラム終了と同時に創業しました。IHLに入ったから変わるわけではありません。でも、IHLという場所で仲間たちと学び悩んだ先なら、なにかが変わるかも。

月例セミナー講師プロフィール

秦 充洋氏
株式会社ミレニアムパートナーズ 代表取締役
一橋大学商学大学院MBAコース 講師、早稲田大学ビジネススクール非常勤講師

ボストンコンサルティンググループ(BCG)にて既存事業の見直し、新規事業、人事組織戦略、M&A などプロジェクトマネジャーとして多岐にわたるプロジェクトを指揮する。また、医療従事者向け情報サービス株式会社ケアネットを共同で創業し、東証マザーズ上場。2006年に株式会社ミレニアムパートナーズを、2017年に人材育成を専門とする株式会社BDスプリントパートナーズを設立し、代表取締役パートナーに就任。事業開発分野における第一人者として、体系化されたノウハウに基づいた実践的なアプローチで多くの企業や組織、起業家を支援している。
著書『プロ直伝!成功する事業計画書のつくり方』(ナツメ社)、『事業開発一気通貫』(日経BP社) 

新福 洋子氏
広島大学 医系科学研究科 国際保健看護学 教授
広島大学 副学長(国際広報担当)

2010年、イリノイ大学シカゴ校大学院 博士課程 看護学研究科修了後、世界保健機関東南アジア地域事務局インターン、聖路加国際大学 看護学部 助教、京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻 家族看護学 准教授を経て、現在広島大学 医系科学研究科 国際保健看護学 教授、広島大学 副学長(国際広報担当)を併任。 文部科学省 科学技術・学術審議会大学研究力強化委員会委員。2020年、WHO、UNFPA等から世界の卓越した女性の看護師・助産師リーダーに選ばれた。

よくあるご質問

Q:私にはリーダーシップを発揮した経験が少ないです。ついていけるか不安です。参加しても大丈夫でしょうか?
A:IHLには、経験の浅い若い年代の方から自身の意見を通して活躍されている方まで、さまざまなバックグラウンドの方が集まります。それぞれが学び・協働できるプログラムを提供していますので、どうぞ安心してご参加ください。

Q:オンライン開催のイメージがつきません。
A:講話形式だけでなく、ブレイクアウトルームを使った対話を取り入れながら、オンラインの学びを提供しています。また、オンラインにより日本各地や海外から参加する方もいらっしゃり、ダイバーシティに富んだ仲間を得ることができます。

Q. 合宿に参加することができません。参加できないと、ついていけないでしょうか?
A. 合宿に限らず、欠席された際は、受講生である同期でフォローしあっている姿が見られます。

Q. プロジェクト活動について教えてください。
A. プロジェクト活動は、「子ども」「高齢者」「医療者」「患者」「死生観」「ウェルビーイング」などのテーマでチームに分かれ、実際に取り組んでみるものになります。テーマやグループは、相互理解やコミュニケーションの中で決まっていきます。

Q:仕事や子育てが忙しく、時間を費やせるか不安です。
A:時間が決まっている定例セミナーと事前学習のほか、プロジェクト活動があります。プロジェクト活動では、メンバーと相談しながら時間をやりくりしている様子が見受けられます。同じような背景の中で卒業したアルムナイもたくさんいます。個別に紹介できますので、お気軽にご相談ください。